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DevCon San Jose レポート

Question asked by yoshi on Nov 22, 2012
Latest reply on Dec 7, 2012 by jinux
11/14-15のDevCon San Joseに行ってきました。今年は日本から5名の参加があり、それぞれ興味を持ったセッションに参加したり、トレーニングに参加したりと楽しんでいる様子でした。
そんなDevConの様子を思いつくままレポートしたいと思います。少しでもご興味を持っていただいて、来年多くの方にまたご参加いただければという気持ちです。一番良かったのは、ユーザ同士の情報交換だったかもしれません。DevConの前夜にはJapan Night(といっても、ただの飲み会ですが、これが重要ですすよね)を開催しました。来年はツアーが企画できるぐらいの人数になればと思っています。

【DevCon概要】
  • 会場はSan Jose Marriott。全体セッションを行う大会場が1つと、3つの小会場で構成。セッションの内容については、
  •         http://devcon.alfresco.com/sanjose/sessions から参照可能。
  • セッション数:54セッション

  • 参加者総数:300人以上

  • DevCon前日にトレーニングセッション(有償、1日または半日なので、普通のトレーニングより安価)が開催。

  • ロビーには、パートナ様のソリューションが展示してあり、Break中にプレゼンテーションやデモを見ることが出来た。
  •         主な会社は、Kofax, Amazon AWS, Zia Consulting, Rivet Logic, Bluefish Development Group, Armedia, Ephesoft, Acquia
  • ランチ時には、各テーブル毎に立て札が掲げられ、興味のあるトピック毎に着席するスタイル。
  •       (1日目はソリューションカット、2日目はインダストリカットでのテーマ)
【セッションの内容(聴講したものだけ)】
Alfresco Vision & Roadmap
  • ODIN(次期Alfrescoバージョン)について。Solrの新しいバージョンがリリース予定。

  • 機能追加については、Alfresco in the cloudに対して優先的に行い、次にEnterpriseという順に行う方向。

  • Alfresco in the cloud:Google Docのサポートを発表(リリース済)

  • Alfresco Mobile 1.4の発表(リリース済):ワークフロー、コンテンツ同期機能が追加。
Metadata Extractors, Content Transformer and Rendition
  • コンテンツに含まれるメタデータの自動にはApache Tikaを利用

  • 全てを何でも高精度でPreviewしようとすると、CPU/Memoryの消費が増えるので、デザイン時に考慮をする必要がある。
Transformations: WTF’s Going on
  • Transformation (Rendition)に関するトラブルシュートの方法についてのセッション

  • 様々なコンテンツタイプをサポート。Transformationの方法は1つだけではなく、複数の選択肢がある

  •   (もちろん固定させることも可能。そのサンプルもセッションの中で提示)。
Alfresco & Maven: A Happy Ending or Just the Beginning?
  • プロジェクト管理ツールのMavenを使って、DashletやShareのカスタマイズの開発を行う方法に関するセッション。

  • CVSでのコード管理と異なり、複数の環境(Community, Enterprise等)に対する容易な環境変更、テストが可能。
Develop Great Dashlets
  • Dashletの開発方法と、Eclipseを使った開発サンプルのデモ。

  • Alfresco Shareに対する、簡単な機能拡張の方法としてDashletを利用する手はない。WebScript, Java Scriptの知識が必要。

  • Hello World的なDashletサンプルはGithubに登録されている。
Content Analytics: Gaining Insight from Your Content with NOSQL
  • Graph型データベースであるNOSQLのNeo4jとAlfrescoのインテグレーションスタディ

  •   (これは実際に計画されているAlfrescoでのBigDataでの取り扱いそのものではなく、あくまで参考)
  • Graph型のデータベースは、ノード構造になっているので、複雑な文書の関連性や、ユーザの関係
  •   (例えば、友達の友達、またその先の友達の関係)などを表現、検索する際に大きな効果を発揮する。
  • 現在のスタディでは、一部のCMISと、ユーザのリレーションをNeo4jでインプリメントすることに成功している。
  •   今後は、ワークフローや監査証跡等のログもサポートする予定。
Alfresco Auditing
  • AlfrescoのAuditingは、全てを記録するか、もしくは記録しないかのどちらか。必要な情報はAudit Logから
  •   フィルタリングして取得する必要がある。最も読まれているコンテンツを探すことはこのAudit Logからはできるが、
      それをカウントして、ソートするのは大きなSQLパワーが消費される可能性がある。
  • FTP, CIFSからのアクセスについてはAuditできない。

  • 今後、Audit APIをさらに拡充し、使いやすいものにしていく予定。
Alfresco Multi-Tenancy: Internals of the Core MT Repository & Alfresco Cloud
  • デフォルトでマルチテナントができるオプションがある。使っている人の挙手を見たが、利用している人は少ない。

  • SingleインスタンスでもMultipleインスタンスでも構成が可能。

  • Cloudもマルチテナント対応だが、オンプレミス版と異なるところは、ユーザがテナントを切り替えることができること。

  • マルチテナントの機能を使って、クラウドでは30,000以上の会社を運用している。

  • SSOは現在利用できない。
Unlocking the Secrets of Alfresco Authentication
  • AlfresoのAuthenticationの仕組みと、そのサブシステムの紹介。

  • Externalの認証(例えばSSO)を利用する場合の例の紹介とデモ。
Implementing Change Control with Activiti and Alfresco
  • SOP等ではWorkflowとその中の承認履歴の保存は、欠かすことができない機能。Activitiを利用した実用例(Change Request)の紹介。

  • 標準のPDFのレンディションはバージョンごとに作成されない。多くの場合、オリジナルのコンテンツに対して、
  •         PDFレンディションをそれぞれ持たすことが必要になるため、少しだけカスタマイズする必要がある。
  • 実務では多くの承認フローが存在するかもしれないが、インプリメントはなるべくシンプルにすべきである。承認者は
  •         ダイナミックにアサインできるため、基本的なフローはユーザに対して用意して、ワークフローの開始時にレビューや
            承認者を決定する仕組みを提供した方が、メンテナンスの上でもビジネスの上でも良い。
  • PDFToolkitを使って、PDF上にAnnotationを入れたり、Signatureを入れることができる。
Building Web CMS Solutions on Alfresco 4 – Approaches and Considerations for Developers.
  • AlfrescoのWCMソリューション(Web Quick Start)に代わる、Rivet LogicのWCMの紹介。

  • マルチチャネル化、ターゲットマーケティング、BI、ソーシャルメディア、マルチメディア、マルチデバイス、
  •         トランザクションをうまく統合する必要があり、Rivet Logicの製品は、利用しやすいUIで製品の中にこれらを含めている。
  • ユーザ実績もあり(Windstream, HBP, Kaplan等)
Leveraging an Open Source ESB & CMIS with Alfresco
  • CMISという共通インターフェースが出来たおかげで非構造化文書のデータをESBを通して、複数のモダリティで利用することが可能になった。

  • 著名なAlfrescoのパートナであるZia Consultingが、MuleというOpen SourceのESBを利用して、EpheSoftのデータを
  •         Muleに対してCMISで接続、Alfrescoや他のシステムと共有することができた、医療系の事例や銀行系の事例を紹介。
Alfresco Add-Ons: Editor’s Pick
  • Alfresco Add-Onsサイトからいくつかのお勧めのツールの紹介。JVMやセッションの状態を知ることができるDashletなどが開発者には人気。

  • その他、Add-Onsにないもの(GoogleCodeにある)で、以下の2つは実用的と感じた。

    • Import/Export Tool: サイト、ユーザのImport/Exportのためのツール。Pysonが必要。

    • サイト、ユーザに対する操作をコマンドシェルから行えるツールの紹介。Bashで動作。
【日本からの参加者の様子】
  • 懇親会の席でも積極的にいろいろな方とお話をされていた。ただ、1日目の夜なので、数日前に到着しておいた方が、時差ぼけ対策としてはベスト。

  • 参加者のほとんどがSIパートナまたはコンサルティングであったために、エンドユーザは歓迎されていたようです。

  • 普段はエンドユーザの技術担当者同士が、顔を合わせること機会は少ないが、今回のDevCon で他の会社がどのようなことを
  •         行っているかをお互いに知ることができ、ユーザ同士の親睦の意味でも今回のDevConへの参加は非常によかったと実感した。
【その他】
  • セッションの講演では、AlfrescoのDeveloper だけではなく、多くのサポートエンジニアやSEからも発表あり。

  • 来年のDevConは開発者だけではなく、経営者層も参加できるような会にするかもしれないという話があった。来年の開催場所は未定。

  • 日本もユーザが増えたら、Mini DevConを開催したい(From Todd Bar)実現できるようにしたいですね。

Outcomes